自分の食べたいパン その3 余分なものの存在

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筆者は、オーガニック信者ではありません。

しかし、「それでいいのか?」とおもう食品に関する「余分なものの存在」について箇条書きしたいと思います。以下、各テーマは各々の専門家がいると思いますので、気になる方は別途各個人でググっていただければと思います。

1.ポストハーベスト

ポストハーベストとは、収穫後の作物(主に穀物)の防腐を目的とした農薬散布です。ちなみに農作物育成中の農薬散布をプレハーベストと言うそうです。収穫後の作物なので「中に浸透しづらい」という意図があるのか、プレハーベストに較べるとポストハーベストに使われる農薬量の規制は格段にゆるいようです。しかも、ポストハーベストに関しては「添加物表記がいらない」とか、なってるらしい。わたくしは規定内の低農薬ならまだわかりますが、本来なら必要のない(長期流通のために必要というのは、売る側だけのエゴだと思います)ポストハーベストをされた食品が表記もなく流通しているのは理解しがたいです。

2、遺伝子組み換え食品

これはもう、みなさまご周知かと思います。品種改良は、同種の交雑によるものですが、遺伝子組み換え食品とは、本来、交雑することのない別種をDNA操作によって無理やり交雑させることのようです。たとえば、とある農薬でも死なない雑草があると、その雑草を小麦を無理やり掛け合わせることで、「その農薬では死滅しににくい小麦」が生まれるそうです。その意味だけでは理にかなってますが、その本来あり得ない掛け合わせによってそれを食した人間に毒性や疾患を持たせるような「反食品的」要素を新しい交雑によってその小麦が取得していたとしたら、、、とても怖いですね。ここまでは、ご周知とおもいます。ただ本当にこわいのは、どこまでが自然交雑による品種改良か、無理強いによる遺伝子組み換えか、化学が発達してそのラインが曖昧になってるところだと思います。消費者はその動向に常に目を光らせておく必要があるかと思います。

3、添加物表記

一時、話題になりました。某パンメーカーが「無添加表記」をしているのに対し、「無添加表記」をしていない競合メーカーが「某社は添加物表記の必要のない添加物をがっつり使っているので、「無添加表記」のない当社の商品と実質の添加物に対する安全基準Lvは変わらない。なのに、それによって差別化されるのは不当だ」と暴露して問題になりました。そうなんです。添加物表記義務のない添加物をやまもり食品にぶち込んでもそれは「無添加食品」になるんです。怖いですねぇ~。これが現実です。わたくしからしてみれば、がっつりポストハーベストされた外国産小麦を使用している点で、2社とも「添加物ががっつり使用されているのと同じ」と認識してしまいます。無添加のパンをうたって、がっつりポストハーベストされた小麦を使用したパン屋さん、パンメーカーは多いですよ。まあ、嘘はついてないですし、それを認識していない作り手も多いのが事実です。

まとめ:最後にもう一つ最近あったニュースも紹介します。これも関係者の間で当時ひそかに話題になりました。アメリカの小麦のポストハーベストで基準値を上回る農薬が検出されたことがあったんです。で、原因を突き止めるためトレースアビリティーをしたら、なんと!脱穀するとき、脱穀しやすいように麦の穂を天日にさらしたりして乾燥させてから、脱穀するじゃないですか、普通。それを、収穫納期を早めるために、早く稲穂を枯らすために「枯葉剤」みたいに農薬を使ったんだって。日本人の食品に対する倫理観ではあり得ない感覚ですよね。わたくしは思うんです。過去50年以上前にはなかったような健康疾患が多発してるのは、人間に蓄積された化学薬品による原因が一部あるのではないかと(もちろん全てではありません、過去では発見されることがなかった病気もいっぱいあるでしょうし、、、)。そして、私たちの健康に直接反映されるような重大なこれらのような情報は何故か、メディアは取り上げません。コロナはすごくとりあげられてるのに、、、

つまり、私たちは今以上に自分たちの眼で食品の情報を監視し、認知し、判断し、分別していかなければいけない時代になってきていると思います。

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