実は、イタリアンピザはスローファストフード=ヘルシーでお手軽

パンレシピ

食べたくなったのでサクッと作りました。やはり”焼き”の面ではピザ窯にはかないませんが、ちゃんとした材料をつかえばヘルシーでしっかりとうまいです。

ソース:30㎝サイズのピザ約4枚分

デルモンテ 国産トマト あらごし 388g

岩塩 少々

胡椒 少々

乾燥バジル 適量(3g前後?)

乾燥オレガノ 適量 (5g前後?)

スライスしたニンニク 1片

オリーブオイル 適量(5g前後?)

 上の写真がソースの材料。オリーブオイルを写し忘れました。

ピザ生地:30㎝径のピザ2枚分

キタノカオリ 288g

春よ恋粗挽き全粒粉 6g

北海道産ライ麦粗挽き全粒粉 6g

岩塩 4.5g

サフ インスタントドライイースト 赤  2.5g

水 195g

オリーブオイル 15g

レモン汁 4滴

トッピング:例えば写真のマルゲリータの場合

フレッシュバジル 適量

モツァレラチーズ 半玉

パルミジャーノ・レッジャーノ 5g前後

オリーブオイル 適量

1,トマトソースを作る

一番上の部分のレシピをレンジ対応タッパーに全部入れて、レンジで2分チンする。粗熱がとれたら冷蔵保管(長期保管なら冷凍保存も〇)。それだけです。塩コショウ、バジル、オレガノ、オリーブオイルは普通に調理をする感覚で、適量をお好きな加減で。わたくしはトッピングで後乗せバジルも使うので、乾燥バジルは少な目、乾燥オレガノ多めにします。にんにくは好き嫌いもあると思いますので、苦手な人はニンニク1片を丸のままトマトソースに投入し、粗熱がとれたら、取り出してしまうのもありです。以前、イタリアで修行してきたシェフと一緒に仕事をしたときに教えてもらったのがベースになります。その方のお話によりますと「トマトソースはじっくり煮込むクラシックなタイプと、なるべく火を通さないフレッシュなタイプ」があるようです。このソースは後者のフレッシュなタイプです。トマトの酸味がさわやかですし、ソースの酸化も少ないので、ヘルシーだと思います。そして何より、ナチュラルなおいしさが魅力です。

2,生地を作る。

ホームベーカリーに全材料を投入して、低速3分>高速10分ミキシングします。ミキシングが終わったら、キッチンボールに移して、きれいに丸めて1時間発酵を取ります。発酵が終わったら、分割します。およそ500g強の生地を2等分にすると、約250gの生地が2つ取れます。各々丸めます。この1つが30㎝径のピザ生地1つになります。今回は1つをそのまま冷凍しました。で、残り一つでマルゲリータを作成。残りは好きな時に解凍して、別の機会に成形から再開します。冷凍処理しなかった生地はそのまま、もう1時間発酵をとります。トータル2時間の発酵が終わったら成形します。30㎝径の平らな丸形にめん棒で伸ばします。一気に成形しようとせず、少し少し休ませつつ成形をするといいと思います。成形が終わったら、生地が乾かないようにビニール等をかぶせ2次発酵を30分ほど取ります。成形が終わった時点で、レンジオーブンをオーブン皿を入れた状態で240℃の余熱にかけておくと具合がいいかと思います。30分の2次発酵が終わったら、オーブンの予熱も終わっていると思います。生地にフォークでそこら中に穴を(ピケといいます)あけて、熱々のオーブン皿に乗せ、240℃で7分焼きます。本当は生地にトッピングをして焼きたいのですが、ピザ窯程高温にはできませんので先に生地だけ焼きます。2度焼することで、「生地の生焼け」防止や、「トッピングの程よい火通り」を成立させます。

3,生地だけを焼きながら続けざまに「トッピングを乗せた本番焼き」に移る。

本番の焼きを連続で行いますので、生地を焼いている間にトッピングを準備しておきます。今回はマルゲリータ。これも前出のイタリアンシェフから教わって「なるほどな、確かに旨いな」と思ったので、それをベースにしています。生地は焼きあがったら熱いうちにまな板に移して素早くトッピングを済ませます。生地が必要以上に膨らんでいる部分はスプーンやフォークなどで軽く潰してあげます(ここでの手袋の使用は火傷の危険があるので、注意)。オーブン皿は再度入れたままで、再度240℃の予熱をかけておきます。最初に生地にオリーブオイルを適量回しかけ、生地に薄く塗り広げます。これで、ピザの土台にオリーブの香りを付けつつ、トッピングの水分が生地にしみ込むのを抑制します。次に多めのトマトソースを薄く塗り広げます。トマトを味わうピザなのでたっぷりと塗ります。その次はモツァレラチーズを手で適量ちぎりつつ、ピザに散らします。本格的なピザのモツァレラチーズは水牛のものみたいですが、日本では乳牛のを使用します。モツァレラチーズは小玉より、大玉を手でちぎりつつ散らすほうが美味しいと思います。理由は、手でちぎると表面積が多くなって火通りが良くなること。表面積の多い小玉より、表面積の少ない大玉のほうが旨味が逃げないで残っている気がします。モツァレラチーズはカプレーゼの様にそのまま頂くのもありだとは思います(サラダにカッテージチーズやパルミジャーノを散らすように)。ですが、モツァレラチーズは軽く火を通した方がぐっと甘みが増すと思います。個人的はモツァレラチーズはしゃぶしゃぶ、炙り程度に軽く火を通すのが一番の召し上がり方だと思っています。次にフレッシュバジル。これもちぎって適量を散らします。ちぎったほうが切断面から香りが発生しやすいです。また、料理屋さんでは、フレッシュバジルを焼いた後のピザに後乗せすることが多いです。これは「見た目」重視のためです。本来は一緒に焼き込んで、バジルの香りがピザにいきわたらせるのが、本場のようです(聞いた話なので実際はわかりませんが)。なによりも「そのほうが確かに旨いな」とわたくしは思いましたのでフレッシュバジルは一緒に焼き込みます。フレッシュバジルは火を通すので、わたくしは常時冷凍をしておいて、使う直前に「パリパリと砕いて」散らしています。フレッシュバジルは生のままで使い切るのは難しいですよね=で、わたくしはそうしています。最後にすりおろしたパルミジャーノ・レッジャーノを少々、全体にまんべんなく散らします。写真のプツプツとしたのがそうです。このチーズだけは、代替えはやめて、本物のナチュラルなパルメザンを使います。使う量は少量なので、冷凍したりして長く使えると思います。その理由は、本物の塩辛いパルメザンチーズは「薬味」的意味合いがあるからです。イタリアンシェフが言っていました「甘み主体のモツァレラチーズの”返し”には、やっぱパルメザンだね!」と。「スイカに塩」ではないですが、甘いモツァレラに塩辛いパルメザンを少し足すと、両方のうまみが引きたち、コクが出ます。で、トッピングが終わったら、240℃の予熱が完了している熱々のオーブン皿にピザを投入。240℃の5分で焼成します。ここのくだり、少々長くなりましたが、「イタリアの人はこのシンプルなマルゲリータにここまでこだわっている」というのが理解できると思いますし、実際にこれを実践すると、かなりうまいです。以上になります。

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