日本には「美味しいパン」はたくさんあります。「ヘルシーなパン」もたくさんあります。
しかし!ヘルシーで美味しいパンは多くありません。でもあることも確かです。天然酵母をつかった有名な路面店のパン屋とかが、それにあたると思います。
でも、わたくしめは常用食用としたいパンは天然酵母のパンではありません。天然酵母のパンは長時間の熟成を伴うため、えてして(一概には言えませんが)、パンの食感が「ゴワゴワ」になります。「旨味」をアップさせる代償として、「食感」がダウンします。熟成はアミノ酸を抽出させるので「旨味」は増しますが、同時に分解を促進させた結果によるものなので、フレッシュな「食感」が失われがちです。
わたくしめは、日本において、ヘルシーで美味しい天然酵母パンがコンビニなどに出回っている「普通のパン」に取って代わられない(主役になれない)理由がそこにあると思います。食べるのに「構える」必然が生まれがちです。手軽に食べたいと思わないのです。ヘルシーで美味しい天然酵母パンは40歳未満の世代に好まれる傾向があると思います。彼らは、盛んな新陳代謝によって、「別腹」で消化できるからです。しかし、以降の世代になると新陳代謝が下降し始めるので、余分な炭水化物の摂取は更年期障害の助長につながります。つまり、40歳以降は、「天然酵母のパン」か、「コンビニなどの普通のパン」か、どっちかしか、食べる選択肢がありません。考えてみます。ゴワゴワだけど美味しい「天然酵母のパン」、手軽に美味しい「コンビニのパン」、片方にしか選択肢がない世代は圧倒的に後者をえらぶと思います。
一方、高級志向のパンがあります。高級志向のパンは美味しさが最優先なので、決して高級=ヘルシーにはつながりません。
わたくしは天然酵母パンも好きなので、ここでそのフォローもしておきます。パン食文化圏の方はパンに「食べごたえ」も重視します。なんで、そんなシチュエーションでは「ゴワゴワのパン」もありです。ドイツパンとかですね。あと、サワードゥーなどを含む天然酵母パンの乳酸菌の分解により体への吸収がよく、グルテンアレルギーの方も「グルテンの分解」により、その症状が軽減される場合もあるようです。そういう意味ではこちらもいいことずくめだと思います。旨味も強いですしね^^
問題は一つだけ!食欲欲求です。おなかが減ったとき、ゴワゴワして喉を通りづらいパンを選ぶでしょうか?わたくし含む多くの日本人は、「ドンドン喉を通って、お腹を満腹にしてくれる程よいソフトなパン」を選ぶのではないでしょうか?
総論。わたくしの望むパン。ヘルシーな材料で、「コンビニで売っているような程よいソフトな食べやすいパン」です。
これが意外にないんですよねぇ~。
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