お菓子編・クルミ入りバナナマフィン(たまには甘いものを)

お菓子と他のレシピ

実際の写真。※「自分が食べる用なんで、粉糖かけたり飾りなんてしません!」。

お題目の通り、たまには甘いものも食べたくなります。ただ、巷で売っているものは「気持ちが悪くなる位、甘すぎる」ものが多いですよね。自作の強みは糖質をコントロールできるところです。マフィンカップは、「一個食べきり」で冷凍保存しておくには最適ですよね!。今回は”王道”クルミとバナナのマフィン。バナナのカリウムと、ナッツ系ビタミンを摂取できます。こちらのレシピも、甘みをしっかりとキープしながら糖質を35%前後カットしているうえ、糖質の種類を分散させて急激な血糖値上昇を防ぐための工夫を凝らしています。

レシピ:マフィンカップ7個分

きび糖 40g

オリゴ糖 20g

カラントS顆粒 20g

トレハロース 20g

はちみつ 20g

ローズソルト 2g

ショートニング(パーム椰子由来) 100g

全卵 67g

薄力粉ドルチェ(北海道小麦100%) 125g

アルミフリーのベーキングパウダー 4g

バナナ(なんでもOK) 140g

クルミ 90g

1、クリーミング

まずはショートングをキッチンボールごしにぬるま湯に当てて、ホイップしやすい硬さにします。完全に液化させないように注意しましょう。ショートニングの塊ができなければいいので、そこに注意しつつ硬めを意識するといいと思います。そこにドンドン順不同に糖質+塩を投入していきつつ、ホイッパーでしっかり擦り混ぜていきます。糖質の投入が終わったら、最後に全卵を投入して「しっかり混ざったホイップ状態」にします。

2、他材料の下準備

薄力粉はベーキングパウダーと混ぜておいて、「フルイ」でふるっておくか、(でもそんなに繊細な生地ではないので)ホイッパーで粉だけをかき回して「ダマを取りつつ、空気を含ませておく」と「サックリ」混ぜやすいでしょう。

バナナは包丁で「粗みじん切り」に。潰すと(少しくらいなら潰れてもかまいません)水分が出るうえ、風味も飛びやすいです。

クルミはバナナ生地のアクセントなので、程よいサイズに細かく砕きましょう。クルミの渋みや苦みが嫌いな方は、一回軽く熱湯で湯掻いて、オーブンで軽くローストすると、アクが抜けます。さらに粗熱が取れた後で軽く揉むと、表面の渋皮が剥がれ落ちますので一層えぐみが取れます。(この渋み苦みが好きな人もいるので、その辺はお好みで)

3、混合

クリーミングしたもの(コア)に、粉>バナナ>クルミの順にサックリ混ぜていきます。サックリとはいえ、ちゃんと混ざっていることが大前提なので、混ざっていない部分があったら少しくらいなら、ゴムベラの先でいじって潰して、混合を促進させても問題ありません。

5、オーブンの予熱開始と、マフィンカップのとりわけ

マフィンカップは規格サイズがまちまちですが、大体90g前後で7個とれる感じです。生地が余っても仕方がないので、わたくしは、純粋にスケールで計りつつ7等分をカップにヘラで流し込んでます。絞り袋をつかってもいい感じに投入できます。その作業の間にオーブンを(オーブン皿も一緒に入れて)180度に温めておきましょう。

6、焼成

手袋をして、素早くオーブンからオーブン皿を取り出し、生地を注いだマフィンカップをお行儀よく並べて、再度オーブンに投入します。180度で26分焼きます。焼きあがったら、オーブンから取り出してケーキクーラーなどの網などにのせて、冷まします。

                                    以上になります。

※業務用レシピ

こちらはお菓子になりますのでベーカーズパーセントを使用する必要はないのですが、比較検討しやすいためあえて「ベーカーズパーセント方式」を使用しています。わたくし個人的考えではパンは小麦粉が核になりますが、お菓子は卵が核になると思っていますので卵を100%に見立てています。「それに対してほかの材料がどのくらい入るのか」という見方でレシピを作っています。お菓子は例外も多いので、その際は(他の)核になる材料を100%に見立てたレシピも出てくると思います。卵は殻付きでMサイズが55g前後、Lサイズが60g前後になっています。殻と歩留まりを考えてわたしは「Mサイズ52.5g」「Lサイズ57g」に見立てています。「卵の、どのサイズを何個使うか」で割り出すといいと思います。例えばLサイズの卵を10個使って作りたいなら「57g×10個=570g」と考えて、卵100%の部分を5.7倍にしてグラムに置き換えます。で、残りのほかの材料もすべて5.7倍にしてグラムに置き換えればいいわけです。上のレシピはオーブンの許容範囲も考えて、卵100%の部分を2/3倍にしてグラムに置き換えたものです。お菓子なので、ミキシングや発酵の時間は表記していません。

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