お菓子編・本格ガトーショコラ(をマフィンカップで焼く)

お菓子と他のレシピ

上が実際の写真。ゴムベラで適当に流し込んでるので、少々の大きな気泡はご愛嬌。勿論、自分が食べる用なんで、粉糖なんてかけたりしません。

チョコレートもときどき食べたくなりますよね。「でも甘いチョコレートは苦手だし、たまにでいい」感じなわたくしです。すると先日のフランスパンみたいに「たまに食べたくて食べて、それでいてしばらくは食べないだろうから、『しっかりチョコを味わった感』『チョコの色々な要素を包括した一品』と考えると、、、」、キングオブチョコレート菓子=ガトーショコラですね!。勿論いつもの「低糖化」。さらに食べきりサイズのマフィンカップで「適量」。材料は高いし、製菓スキルを試されるお菓子です。久々に緊張しながら作りました。ガトーショコラの究極は「気泡を抱かせたただのチョコレート」なんで、チョコの醍醐味をダイレクトに味わえます。お菓子の達人は薄力粉すら入れない人もいます。以前、ホテルで凄腕のパティシエの技を目(ま)の当たりにして驚愕したのを思い出します。勿論、私は本業が「パン作ってる人」だったので(餅は餅屋)、到底まねできません。今回のレシピは誰でもできる配合になっています。

糖質とは別にして、チョコレートの成分は滋養強壮によい薬効成分があるとか、カカオポリフェノールがいい。とか言われますよね。漢方じゃないけど、好みのスパイスを加えると、また味わいも深くなります。わたくしは「オールスパイス」「カルダモン」あたりが好みです。「シナモン」とかは定番です。

レシピ:マフィンカップ7個分

クーベルチュール(バリーのEXビターのタブレットタイプ) 97g

グラスフェットバター 77g

きび糖 27g

卵黄 70g(Mサイズ4個分)

生クリーム(油脂分35~45%) 40g

ドルチェ(北海道産薄力粉) 33g

ココアパウダー(ヴァローナ) 57g

卵白 140g(Mサイズ4個分)

カラントS(顆粒) 20g

きび糖 13g

オリゴ糖 20g

1、チョコとバターを一緒に溶かす

使う材料は上から順に記述しています。湯煎で溶かしていきます。高温にしすぎると風味が飛びます。水が混入すると分離します。ゆっくり低温で落ち着いてしっかり溶かします。

2、コア(生地の核になる部分)作り

卵黄にきび糖27gを投入し、ホイッパーでしっかり混ぜます。湯煎にかけながら(黄身は40℃で硬化し始めます。40度前後でホイッパーで擦り混ぜていくとしっかりとしたホイップ状のものができます。)しっかりホイップしましょう。ここに1、のチョコバターを投入して混ぜます。最後に、生クリームを加え混ぜます。

3、粉類を振るっておく。

ココアパウダーに薄力粉を混ぜて、フルイでふるっておきます。

4、メレンゲを作る

卵白をホイッパーで混ぜていきます。6分(ぶ)立てでカラントシュガーを、8分立てできび糖13gを、9分立てでオリゴ糖をいれて、10分立てに仕上げます。(12分立てとか、立てすぎると、ぼそぼそになって食感が落ちます。)

5、オーブンを予熱

オーブンを170℃で予熱をかけておきます。(オーブン皿もいれておきます。)

6、全部を合わせる

コアにメレンゲ2/5程を加えて8割がた混ざったら、粉を2/5程加えてサックリ混ぜます。同じ作業で次に残りのメレンゲを、そのまた次に残りの粉類を投入します。(生地が硬くなりすぎても、柔らかくなりすぎても気泡が抜けてしまうため、2回に分けています。3~4回に分ける人もいます。)

7、マフィンカップに注いで、焼く

マフィンカップに80g目安で7個とれると思います。(わたくしはゴムベラで適当に流しますが、絞り袋とかを使えば大きな気泡が出来ずに流せると思います。)予熱の終わったオーブンからオーブン皿を取り出して、そこに生地の入ったマフィンカップを並べます。そのオーブン皿をオーブンに投入。170℃で25分焼きます。焼成が終わったら、オーブンから取り出して、ケーキクーラーのような網で冷まします。  以上になります。

※気泡を殺さないスキルが身についてきたら、徐々に薄力を減らして挑戦してみてください。薄力を減らすほどに、生地がなめらかなエレガントな食感になっていきます。

※写真の通り、7個できて一個を「断面見せ」にカット。その切った分を「本日のスィーツ」として頂きました。残り6個は冷凍して、随時、レンチンで頂く予定。一個で大満足な加減でした。濃厚~!!では、また~。

※業務用レシピ

作業工程で分解している材料をまとめると、全体像が把握しやすいかと思います。ざっくり、卵以外の材料はまるで「ただのチョコレート」を作るような材料です。卵100%に対してほかの材料が184%なので、イメージは「184gのチョコレートに約半分100gの卵を混ぜて、チョコのケーキを作りました」って感じでしょうか。各材料の特性を生かして、別々に仕込んで合わせて、カチカチのチョコをスポンジのように仕上げていく。ケーキも奥が深いです。勿論、このレシピでホールケーキ型もできます。

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